8月22日(木)、東京ビッグサイトにて「大学発ベンチャー表彰2024」(https://www.jst.go.jp/aas/index.html)の表彰式が行われました。
最終ノミネート8社のうち、TopoLogicはアーリーエッジ賞を受賞。支援者として、弊社の取締役技術顧問を務める東京大学理学系研究科教授・中辻教授にもトロフィーが贈られました。(表彰式には中辻教授の代理として、肥後特任准教授が出席)
アーリーエッジ賞は、経営者が40歳未満かつ設立3年以内の企業のうち、今後の大きな活躍が期待できる大学発ベンチャーと、その支援者に授与されるものです。
今回は、トポロジカル物質の社会実装実現が、世界的なエネルギー問題のソリューションとして期待される点などを評価され、今後注目の企業としての受賞となりました。
▼CEO佐藤の壇上での挨拶
「まずは我々の大学での研究成果が素晴らしいということを、皆さんに評価いただけたことを大変ありがたく思っております。それに加えて、冒頭で橋本理事長(※)がおっしゃっていた通り、研究者だけではなく、それを巻き込んでいくビジネスサイド、実現していくための開発メンバー。こういったそれぞれの専門的な知識とスキルを持ち寄って、社内でチームとしてやってきておりますので、それが皆さんの目に届いたことでの受賞かなと嬉しく思っております。本日は本当にありがとうございました!」
※開会挨拶にて、JST(国立研究開発法人 科学技術振興機構)の橋本 和仁 理事長より、スタートアップベンチャーに必要なのはエコシステム全体であり、研究者への支援のみならず、経営面でのサポートに注力することの重要性が語られていました。
第二部では、各社がピッチプレゼンテーションを行い、TopoLogicからはCEO佐藤が登壇しました。
研究・開発・ビジネスサイドそれぞれのメンバーが、専門知識・スキルを持ち寄り三位一体となって取り組んでいること。
また、現在の産業における課題と、それらの課題を大きく改善し得るトポロジカル物質の可能性や、TopoLogicのビジョンについて語りました。
▼さらに、野長瀬 裕二 選考委員長より、TopoLogicについて、以下のご講評をいただきました。
「TopoLogicは比較的センサや半導体など、デバイスの基礎に係る技術をお持ちで、今の日本では一番こういう技術を持った会社を育てなければならない、とされています。しかしこの分野では、デバイスの基礎技術があり、デバイスがあり、ユニットがあり、最終製品があり、顧客のもとに届くまでのステップが長くかかります。そしてこの3社間、4社間のマーケットを介さなければならない仕組みが、実はビジネス面において難易度が高いことを私は過去に感じてきました。ですから、この良い技術を使って、川下の段階にあたる方々の理解を得て需要を巻き込んでいくと、この会社のビジネスモデルは非常に面白いのではないでしょうか。私はTopoLogicのコアな技術の独自性を非常に良いと感じています。問題は、他段階にわたるロジスティクスの中で、一気通貫させるにはどうやって、誰と組めば良いのか。こうしたことに取り組んでいただくと、非常に将来性があると思いました」
数ある企業の中からアーリーエッジ賞にTopoLogicを選んでいただき、大変嬉しく思います。
今回の受賞を糧に、今後もますます邁進してまいります!
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